第二期 アーティストインレジデンスプログラム


 ここ富山県高岡市・山町エリアの文化資源のひとつである高岡市土蔵造りのまち資料館は、伝統建築「土蔵造り」の町家として高岡市指定文化財に指定されており、明治時代から現代までの建築技術や建築空間の使われ方、町民文化を知ることができる場となっています。
 明治33年 (1900年) の大火後に建てられたこの町家に遺された技術、当時の美の概念、山町の人々の幅広い文化活動には感嘆するばかりです。一方、私たちの生活様式は変わりつつあり、また異なる文化的背景を持つ人々が訪れるようになる中で、誰でもこの場所と感情を共有できる=つながる方法の必要性を感じました。
 その方法の一つとして、私たちはアーティストインレジデンスという形を選択しました。高岡の内外からアーティストを招き、彼らの観点で捉えた山町という町が彼らの思想や哲学に加わり、アートという形で視覚化され共有されます。それらを通じた多様な出会いが資料館へ訪れた人と資料館との間に感情的なつながりを生み、またその過程がこの場に新たな価値を創造することを願います。

高岡市指定有形文化財

高岡市土蔵造りのまち資料館

資料館として一般に公開している旧室崎家は、綿糸や綿布の卸売業を営んでいた商家です。土蔵造りの特徴をよく留めているため歴史的価値が高い町家です。
通り土間が改造されることなく残されており、主屋全体、中庭、また大火の被害に遭わず、主屋よりも古い時代に建てられた土蔵も見学できます。

Artists 参加作家

景(KEI)   K-6「邂逅」
59.4×73cm アクリル板に写真をUV印刷、接着剤
2023

大平 奨 Susumu Ohira

山口県下関生まれ。
法政大学卒業、日本美術家連盟会員。
海外での展示やレジデンスも多い。
円環を形作る時の流れや光を意識した絵画作品、写真をベースにし記憶や時間を可視化しようとする作品「時の落し物」、「邂逅」などがある。 

さんぽのかけら
10×3m 上質紙
2021

Nacchan501

東京都品川区生まれ。
幼少期を秋田県横手市で過ごし、東京で漫画家として活動後、富山に移住。子育てのブランクを経て、フリーのイラストレーターとして活動を再開。
行く先々での出会いをきっかけに、小さなイラストから数十メートルの壁画まで、様々な作品を展開中。

Vines Portal
200×20×200cm Lianas Jungle vines
2018

サージー M.sahzy Bornean

マレーシア・サラワク州クチンに拠点を置くボルネオ人作家。
ジャングルから調達した素材や、廃棄された人工物を使って彫刻作品を制作。
作品は素材、環境、そして想像力の相乗効果を体現し、数週間または数か月にわたる作家自身の経験の物語でもある。

遠隔幻覚散歩
VRゴーグル、Wi-Fi/インターネット
2023

逓伝公社 Teiden Public Corporation

逓伝公社は全人類の豊かな感性のために極楽状態から飢餓状態まで、人間として体験することのできるあらゆる感覚を体験として届けることを目的とした研究者の浅井とアーティストのアシダによって結成された感覚伝達ユニット。

Schedule スケジュール

作品展示: 2024.6.14(金) 〜 16(日)

【開館時間】9:00〜16:30


レジデンス期間: 2024.6.6(木) 〜 17(月)
作家紹介、構想プレゼンテーション: 2024.6.8(土) 15:00〜

Events イベント

2024.6.8(土) 15:00〜

アーティスト紹介、構想プレゼンテーション

どんな参加作家さんが高岡へやって来たのかをご紹介する場となります。
また作家さんからは、滞在中にどんな制作をしていくか等の構想を発表していただきます。ぜひ作家さんたちに会いに来てください!

2024.6.15(土) 11:00〜

アーティストトーク

作家さんが自ら作品の解説をします。直接制作の話を聞きながら作品を鑑賞いただける機会となりますので、ぜひご参加ください。

Admission fee 観覧料

高岡市土蔵造りのまち資料館の入館料を頂戴いたします。
-高校生以上: 300円
-20人以上の団体または65歳以上の高齢者: 240円
-中学生以下(小学生・中学生・特別支援学校の児童・生徒): 無料
※身体障がい者、精神障がい者保健福祉、療育など各種手帳をお持ちの方、および付き添いの方(1名)は無料です。

主催/株式会社はんぶんこ